いろいろある保険料の割引 - 自動車保険の保険料は、 こうして決まる!
4.性別
男性であるか、女性であるかによって、事故の発生頻度の違い、損害額の大きさなどを統計学的に分析して、保険料を算出します。男性と女性、どちらの方がリスクが高いのか気になるところなのですが、リスク細分型の自動車保険では、保険会社ごとにリスクを計るセグメントが異なるので、どういうケースが保険料に影響するのか、一概に論じにくく、さらに年齢や、家族構成との組み合わせによって保険料が大きく異なる場合もあります。
自分の周辺で見聞きする事故の話では、車庫入れや駐車が苦手な方は女性に多いようですが、大きな事故は、案外と運転に自信のある男性の方が多いように感じます。こういう経験則が具体的に保険料に現れてくるような保険会社もあります。保険料率は開示されていなので、いろいろなケースで保険料を取得して丹念に比べてみないと分からないのですが、ある外資系の保険会社では、お若い独身男性の場合に保険料が最も高くなっているように見えます。
たとえば、アメリカンホーム保険のテレビコマーシャルで、
「実はボク、今年、結婚するんです」
「それはおめでとうございます。それでしたら、保険料がお安くなります」
というやり取りをご覧になった方もいらっしゃると思います。
これまで説明してきた、年齢条件の話からすると、結婚して自分より年下のお嫁さんが運転者に加わると、年齢条件が低くなって、保険料は上がるんじゃなかったかなぁ、と考えた方、一般論として正解です!
しかし、アメリカンホームの場合には、実際に安くなるのです。お若い方の方がリスクが高いというのは変わらないのですが、どうやら男性よりも女性の方が損害額が少ないというデータがあるらしく、同世代で結婚してご夫婦で運転される場合には、独身男性だけが運転する場合よりもリスクが少ないと考えるようです。たしかに、1台の自動車のハンドルは同時に一人しか握れないわけで、妻も運転するということは、夫の運転頻度が低くなるというのも道理ではあります。
ご夫婦で、同じくらい運転するときに、ご夫婦のどちらを「主な運転者」とするかによっても保険料が変わってくる可能性があります。ご夫婦の年齢にもよりますので、一概には言えない面がありますが、保険料の見積り条件を変えて計算してみる価値がありそうです。
一見、ブラックボックスのようで、分かりにくい保険料の計算ロジックですが、保険会社が見ているリスクの統計は、事故の件数というよりも、最終的な損害額、または保険金請求額ということだと考えると、案外と納得できる数字でもあるのかもしれませんね。