いろいろある保険料の割引 - 自動車保険の保険料は、 こうして決まる!
3.年間走行距離
1年間にどのくらい車を運転するかによるものです。もちろん走行距離が短いほど、その自動車保険料は安くなります。長く乗るほど、事故に遭遇する可能性が高いというのが基本的な考え方となっています。このリスクセグメントを採用する保険会社の広告には、「走る分だけ加入する」などのキャッチフレーズが掲載されていますので、ご覧になった方も多いと思います。
ここで申告する年間走行距離は、これから始まる保険加入期間内にどれくらい走るか、という観点で申告します。過去に何キロ走ったかということは関係ありません。昨年は、マイカー通勤でよく走ったが、今年からはバス通勤に変えるので走行距離は短くなると予想される場合には、その予想に基づく距離を申告します。今度の里帰りは新幹線にしよう、というような場合にも予定走行距離は前回と変わってくる場合があるでしょう。
つまり、これから始まる契約期間のライフスタイルに合わせて予定走行距離を申告することになります。予定走行距離はあくまでも自己申告ですが、契約時の累計走行距離計の値を保険会社に報告しますので、ウソの申告をしても、万一事故にあったときには、申告値が適正であったかどうか、保険会社には明白になりますので、意図的に虚偽の申告をしたような場合は、保険金が出ない可能性もあります。
一方、正当に申告したものの、契約当初に予定した走行距離を超えて走った場合には、申告により差額保険料を支払うなどの手続きを適正に行なえば、補償を受けられなくなることはないというのが保険会社の一般的な説明です。きちんと申告して、オーバーしそうなときには事前に連絡しておけば、心配はなさそうです。
また、ソニー損保では、申告した予定走行距離まで、実際には走らなかった場合に、走らなかった距離を翌年の保険契約に繰り越しができる規定があります。結果的に保険料の割り引きとなります。たとえば、年間予定走行距離を7000キロ以下で契約したものの、実際には4000キロしか走らなかった場合、翌年の自動車保険を7000キロで契約するのに、差額の3000キロ分を保険料から割り引くことになります。繰り越し割り引きは、今のところ、ソニー損保だけのオリジナルメニューです。
距離の刻みは、保険会社によって異なりますが、アクサ損保は、「5000キロ未満」、「10,000キロ未満」、「10,000キロ以上」の3区分、ソニー損保は、「3000キロ以下」、「7000キロ以下」、「11,000キロ以下」、「16,000キロ以下」、「16,001キロ以上」の5区分となっています。1年間に運転する距離によって、自分にピッタリの保険を探すこともできそうですね。