いろいろある保険料の割引 - 自動車保険の保険料は、 こうして決まる!
自動車保険に限らず現在あるさまざまな保険は「リスクを犯す可能性が低い人ほど保険料が安くなる」という基本的な特徴をもっています。よって、リスクを犯す可能性が低く、保険を利用する可能性の少ない人の保険料は、比較した際に安くするべきであるということが基本的な考え方です。公平な保険料を計算するために、契約の際、主に以下の内容を申告することになっています。
1.免許証の色
2.使用目的
3.年間走行距離
4.性別
5.地域
6.車の装備
7.新車割引
細かいリスクセグメントによって、保険料が決まる仕組みは、「リスク細分化」と呼ばれ、最近の自動車保険の主流になっています。リスク細分化保険は、外資系の保険会社ばかりではなく、日本の大手損害保険会社でも新しい商品はリスク細分化の要素を取り入れた商品になっているものが増えてきています。
ただし、全ての保険会社が保険料の決定ファクターとして、上記の全てを活用しているわけではありません。また、同じ項目を採用していても、リスクの観点から設定されるセグメントは甚だしく異なるケースがほとんどです。
たとえば、免許証の色に関して、ゴールドでなければ、あとは同じという商品もあれば、グリーンとブルーで識別する商品もあります。車両装備の聞き取り項目も会社によって異なります。これらがなぜ異なるのかというと、リスクセグメントの問題だけでなく、マーケティングも関係しています。つまり、総花的に安い保険料を目指すのではなく、顧客セグメントとして、保険会社、保険商品ごとに得意分野を作って他社と差別化しようという戦略も見え隠れしています。このあたりは、一般の消費者には、なかなか推し量ることができませんが、本サイトでは可能な限り、説明してみたいと思います。
知ることが、保険料を安くする第一歩だと思って読んでみてください。
保険料を重視する方は、ご自分の保険料を比較サイトなどで確認する方法もあり、大いにおすすめしますが、自分の現状を漫然を入力するだけでは、必ずしも保険料の削減は出来ません。保険会社のリスク細分項目がわかっていれば、多少のことであれば、自分の運転状況を保険に合わせて契約することだってできるのです。
たとえば、実際の年間走行距離が、5000キロ前後の運転をする方が、ある保険商品のリスクセグメントが5000キロ以上で大きく変わると知っていれば、「5000キロ未満」として契約して、年間走行距離を注意しながら走るということも可能なのです。
このほかに一般の契約者からみて割引のメリットがあるものとして、団体扱についても言及してみました。お勤めの会社で団体保険の取扱いがある場合に適用されます。これは古くから存在する仕組みですが、保険料の割引として、あらためて解説してみましたので、リスク細分型と合わせることで大きなメリットとなる場合がありますので、検討には加えておきましょう。
1.免許証の色
運転免許証は免許を取った初心者でのときは、グリーンからスタートします。その後、最初の更新時でブルーになり、ブルーの状況のまま、5年間無事故無違反ということであれば、ゴールド免許になります。運転の習熟度と無事故歴を表わすバロメータとして、かなりハッキリとしたファクターと言えます。そのため、保険料に反映させる保険会社が多いリスク細分化項目の一つです。
自動車保険の保険料への影響としては、ドライバーとして未熟であるグリーンのときが一番高くなり、ブルー、ゴールドとなるにつれて保険料が安くなるというのが一般的なシステムです。保険会社、保険商品によっては、ゴールドとそれ以外という区分にして、ブルーとグリーンを区別しない場合もあります。ゴールド免許の場合には、5年間の無事故、無違反の経歴があるわけですから、保険会社が重要視する項目となっています。
免許証の色による保険料の割引を採用している保険会社の中で、割り引き適用の条件として、主な運転者の年齢条件が、「26未満不担保」以上であることを条件とする保険会社、保険商品もあります。国内大手社に多いようです。この場合は主な運転者が26歳以上のゴールド免許取得者であっても、26歳未満のお若い運転者がいる場合には、ゴールド免許による保険料の割り引きは適用されないということになってしまいます。
主な運転者がゴールド免許を保持しているかという観点と、お若い友人・知人がいるかという観点は本来、異なるものと言えますが、保険会社は保険料の割り引きを行なうにあたって、総合的にリスクを判定していると考えるほかないものと思われます。この点からも、一口にゴールド免許といっても、保険会社、保険商品ごとに、しっかりと保険料の見積りをしないといけないということが分かりますね。
また、免許証の色を判定するタイミングなのですが、基本的には保険始期(新たな保険契約が開始する日)となっていますが、これにも、さまざまな特例が用意されています。運転免許証の色は免許の更新によって変わりますが、免許更新の手続きは誕生日の前後1ヵ月の間は可能であることを考えると、この2ヵ月の間でいつ免許更新の手続きをしたか、によって保険の開始日の免許証の色が変わってくる可能性があります。
免許証の更新手続きは、忙しい仕事の合間に時間をやりくりして行なう方がほとんどで、このタイミングにより保険料の取扱いが異なるのは不公平だという考え方から、(1)保険開始日にゴールド免許に更新できるにも関わらず更新していないケース、(2)保険開始日時点でゴールド免許を保持できるにも関わらず早期に更新したためにゴールドが失われたケース、において、ゴールド免許を持っていたものとみなして保険契約を行なう特例も用意されています。